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【課外学習レポート】デトロイト美術館展に行ってきました! 〜行くまで編〜

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残暑残る8月某日、デトロイト美術館展に行ってきました。

新米デザイナーの藤岡・仲村と師匠の浄閑さんと共に、
新人育成プロジェクト(*)の一貫の課外学習です。

* 新人育成プロジェクトって?
新米デザイナーのスキルアップのために、
弊社のアートディレクター・浄閑さんがメインとなって、
課題や社外に出て様々なデザインに触れる取り組みのことです。

ワクワクしながら電車に乗り込んだところ、浄閑さんが今回「なぜ(勤務時間中に外に出てまで)デザインに触れに行くことが必要なのか?」というところを説明してくださいました。

  • 今まで学校行事で美術館や博物館に否でも応でも足を運んできたが、社会人になると興味がないと行くことがなくなる。また、展示物について深く考える機会が少ない。
  • 実案件で「これこれこういうデザインがしたいんです」とディレクターから依頼を受けて、それっぽいデザインして「はいどうぞできました」と渡すだけ、のデザイナーになって欲しくない。成長するためには、やはり引き出しが必要。

そのために、

  • 行きたい展示会や美術館を調べることで、今こんな展示があるんだ、こんな作品を作る○○さんって人がいるんだ、ということを知る。
  • レポートとしてブログにまとめる。(備忘録・共有・理解を深めるため)
  • たくさん写真を撮る習慣を身につける。一見関係のないと思われるモノでもとにかく撮る。(意味のない写真かどうかは帰ってから判断する)

とアドバイスをいただきました。
お話を聞いていて、ここまで考えてくれる師匠がいるというのはありがたいことだなあと思いました。リップサービスではなく!率直に!

 

というわけで、
やってきました「なんば」駅!
大阪生まれでありながら滅多に来ないので、まるで庭のごとくサクサク歩く浄閑さんに付いていきます。
浄閑師匠いわく、道具屋筋が面白いとのことなので、道具屋筋を通ってみることに。

良い物があったらワクワク枠(*)で買おうか!
なんて言いながら歩いていきます。

* ワクワク枠って?
ZIZOの社員がワクワクすると思うことやモノに月3000円まで会社が援助してくれる制度。
皆さんわりと使ってワクワクライフを送っています。

 

これらはなんとフェイクフード!
レストランなどで展示する用みたいです。
ストラップやスマホケースなどもあり、買おうかすごく真剣に悩んだんですが、見る度にお腹が減りそうだったのでやめておきました。

至る所にいらっしゃるゑべっさん。
見かけ次第とりあえず撫でときましょう。

「これ欲しい」と言って仲村さんが選んだものは巨大な泡立て器。
いったい何を泡立てる気なんでしょうか……。


道具屋筋を抜けてまたテクテクと歩きながら、
やってきました日本橋の「高島屋」!

お目当ての展示はこちら。
静かなる動物園〜アートに棲む生きものたち〜

今にも走り出す動物たちが見たかったんです。

 

ええ、そうです。
タイトルに『“デトロイト美術館展”に行ってきました!』と
書いておきながら、最初は別の所に向かっていたんです。

それが意味することがどういうことか……、
おわかりいただけますでしょうか……。

 

四つ橋線なんば駅から歩くこと20分弱。
ようやく着いた〜!とワクワクしながら入ろうとすると…。

……あれ、何か静かじゃない?

入っていいよ的なWelcome感が全くない。

いや〜な予感を胸に恐る恐る扉をあけてみると……。

……。

…………。

…………………………。

ありがとうございました。

 

「行く前に休館日はちゃんと見ないといけないな!」とまた一つ身をもって学びました。
気を取り直して、第二候補の「天王寺美術館」へ向かいます。移動手段?徒歩です。

レトロなゲームを取り扱っているお店や、
オタク街から電気街までコアな街・日本橋を抜けます。

道中、仲村さんの16GBのiPhoneから
写真を撮るための容量がなくなり、
「残されたアプリのLINEかTwitterかgmail、
いったいどのアプリを消すのが最良の選択肢か」

白熱した議論繰り広げながら歩き続けます。

仲村さんが「昼間っから呑み歩く生活がしたい。新世界に住みたい」と連呼し続けています。
疲れているんでしょうか……。

師匠がすごく大阪の街に溶け込んでいます……。

 

歩くこと1時間半。
ようやく到着しました。天王寺!

ポケモンGOはご遠慮して欲しいそうですね。流行の風を感じます。

なんと館内は撮影OKの日でした(現在は撮影できません)。
美術館に来てるのに、至るところからパシャパシャ聴こえます。
一部SNSがNGの作品もあり、該当作品にはSNSへのアップロードを禁止する警告が貼られていました。警告しないとペペッとネットの波に流出されちゃう時代ですからね。

 

長くなってきましたので続きはこちらから!